folks-lore特別編 合唱部



翌日。


移動教室で校舎内を歩いている際、見知った顔を見つけた。


(たしか、藤森だったか…)


俺たちの部活の確執を発端に、杉坂と揉めているらしい女子生徒。話を聞く限り致命的なものというわけでもないようだが…。


杉坂には世話になっている。仁科や原田にも関わる問題だから、何か力になれればいいのだが。


「あん? 岡崎、どうしたの」


ぼうっと視線を巡らせていた俺に、横を歩く春原が顔を向ける。


「いや、大したことじゃないけどさ。お前どっか行かないかなって考えてた」


「めちゃくちゃ大したことだよっ。いるよここにっ!」


断言されてもそれも嫌だな…。


今は横に春原がいる状況だ。相手にも連れがいるようだし、話しかけるのは無理だろう。


春原が大声でツッコミを入れたせいで、藤森も俺たちの存在に気が付いたようだった。目が合い、その表情が気まずそうなものに変わり、視線がそらされる。


言うまでもないが、好かれてはいないようだった。


俺はいまだに不良だと思われているから、そんな反応をする生徒はいくらでもいる。そんな周囲の反応に、春原は気にした風もなかった。


「ほら、さっさと行こうぜ」


「ああ」


促され、歩いていく。藤森の姿は、すぐさま見えなくなった。


歩きながら、俺は考える。一度、あいつと話してみてもいいかもしれないと。


だが…


(学年が違うと話す機会もあまりないな)


そもそも、どうやって話しかけるというのか。原田が部員として勧誘しよう、などということを言っていたことを思い出す。


俺がいきなりあいつを勧誘したとして、どう考えても不自然だな。


「…部員の勧誘をするとして、なんて話しかけるのがいいんだろうな」


「へ? 勧誘?」


俺の唐突な質問に馬鹿面をする春原。


「そういや、渚ちゃんたちはまた部員の勧誘をしようとしてるみたいだね」


「ああ。秋の学園祭で何かやろうって話してるけど、そもそも人数を増やさないと今ある脚本は使えないからな。ま、無理なら無理で別のことをすればいいと思うんだが」


オッサンの脚本を手に入れているが、あの劇は結構演者の数が多い。手を入れる必要があるだろう。


「新入部員ねぇ…。なーんか、今いるメンバーで安定って感じはするけどさ。風子ちゃんが入ったくらいだね」


たしかに、風子は復学した後に即入部届を出してきて部員たちの度肝を抜いたが、あいつを加えたからと言って何か特別な活動をしたとはいいがたい。発声練習などを一緒にしたくらいか(喋りが舌足らずですぐさま噛んでいて、杏に役者失格の烙印を押されていた)。


本人は楽しそうに活動しているのだが、傍から見ていると何もさせてやっていない感じはあるだろう。


「最近は大した活動をしてないしな」


「そうだねぇ、ま、部員を増やしてもいいけどさ。つまんない奴が増えてもどうかとは思うけどさ」


「お前が一番愉快な人間なのは変わらないから安心しろ」


「どんな意味だよっ」


春原はツッコミを入れた。


「しかし、勧誘ね…」


春原は腕を組んで考え込むが、これといったアイデアが浮かんでくるわけでもないようだった。


「お前に聞いた俺が馬鹿だったな」


「まだ何も言ってねえよっ」


なにか、考えてみないとな…。


馬鹿話をして歩きながら、ぼんやりとそんなことを考えた。










などと言う内に、その機会はあっという間にやってきた。


昼休み。


「お、岡崎くん、お昼休みです」


教科書を机にしまっていると、いつのまにか椋が前に立っていた。


「今日は資料室ですか?」


「どうするかな…」


創立者祭の頃は毎日部員で集まっていたが、最近は散発的になっている。杏や椋は友達と食べることもあるし、俺も学食に行くこともある(さすがに悪いので毎日弁当を作ってもらうのは遠慮している)。渚やことみもクラスメートからの誘いがあるようで、たまに彼女らと食べたりもしているようだ。


とはいえ、学食は騒がしいから資料室に逃げ込むことが多いが。


「僕はどっちでもいいよ」


横を見ると、珍しく起きていた春原がそんなことを言う。ま、学食でも資料室でもこいつが一緒なのはいつものことだ。


あと、いつも一緒というと…


「は、はっ、風子もどっちでもいいです」


息せき切って教室に入ってきた風子が挨拶なしに会話に入ってくる。授業が終わった瞬間に走ってきたらしい。


こいつはこいつでクラスに友達ができた様子だから無理に昼に合流する必要ないはずなんだが、頑なに一緒に行動しようとするんだよな…。


「おまえ、体力戻ってないんだから無理するなよ」


「いえ、心配いりません」


風子はそう言いつつ、他のクラスメートに声をかけられて手を振ったり頭を下げたりと挨拶をしている。いつも教室に来ているので、こいつがここにいるのも見慣れた光景だ。


「風子ちゃん、あの、そんなに急いで来なくても待ちますから…」


椋が苦笑する。たしかに、今更置いていくということもないな。


「はい、椋さんのことは信じているんですが、岡崎さんのことは特に信じていませんから」


「信じろよ」


「いえ、実は、比較的信じています」


「どっちだよ」


馬鹿な言い合いをしていると杏がやってきた。


「あたし今日はクラスで食べるから」


そう言い置いて、ちらりと俺たちを見回す。


「仲良しトリオは資料室?」


茶化すような口調だった。


まあ、たしかにいつも昼は一緒に行動している組み合わせだが。


「いえ、風子、春原さんとは特に仲良しじゃありません」


「奇遇だな。俺も特に春原とは仲良しじゃないから」


「いやいや親友でしょっ」


めちゃくちゃ臆面もなく言うなこいつは…。


「藤林杏。用が済んだらとっとと帰れよっ」


「はいはーい。それじゃね、椋、風子」


俺と春原には挨拶せずに杏が去っていく。風のように来て去って行ったな。


「わ、私も今日はお友達と食べますね」


椋も彼女を待っているクラスメートの方へと戻っていった。


昨日は資料室で食っていたからな。まあ、そうなるだろう。


「とりあえず学食行こっか」


「渚は今日資料室って言ってたな」


「ことみちゃんもたしか今日も資料室って言ってたよ」


春原はどこかでことみと会っていたようで、そんな伝言を伝えてくる。


「ゆきちゃんも今日は資料室です」


あいつはいつもだが。


気のない調子で会話をしつつ、歩き出す。


「風子ちゃん、お昼ご飯楽しんできてねっ!」


前の席の男が笑顔で風子に手を振って、風子もにこっと笑って手を振り返した。


風子は復学して、愛想笑いを覚えていた。別にそんなものを覚えたから成長したというわけでもないんだが、こいつもちょっとは大人になったかもな…。










学食でパンでも買って資料室に行こうかという話をしていると、俺は食券の列に並ぼうとしている下級生の姿を見つけた。


彼女の姿を見る時は大体同級生と一緒に行動しているようだったが、今はひとりだった。


「…」


俺は一瞬だけ悩み、決める。


「おい、春原。部員に勧誘したい奴を見つけた。ちょっとあいつと話してみる」


そう言って、視線の先…藤森を示す。


「なになに、ナンパ? おっ、確かにかわいいじゃん。ちょっとロリだけど」


「ナンパじゃない。あいつ、合唱の連中のクラスメートなんだよ」


たしかに言われてみると藤森は小柄な少女だった。


「今、原田が部員に勧誘してるとこ」


別に部員に勧誘するつもりはないのだが、そんな建前にしておいたほうがいいだろう。


「ふぅん」


面倒そうだと思ったのか、付いてくるとは言わなかった。


「それじゃ、岡崎は学食か。僕は資料室行くから、渚ちゃんたちには言っておくよ」


「ああ、頼む」


俺は並んでいる列を離れる。


「風子も一緒に行きます。岡崎さんだけだと、うまくいかないかもしれませんから」


風子が付いてきた。


「…そうだな、それじゃお前も来てくれ」


「はい、岡崎さんのサポートはお任せください」


あまり任せたくない。だが、女子生徒が一緒にいた方が相手の警戒心を解くことができるだろう。そういう意味では、横にいるだけでも意味がある。


春原に別れを告げて俺たちは藤森の元に行く。


「あ…」


「よう、藤森だっけ」


彼女の後ろに並び、声をかける。


藤森は俺の姿を見ると気まずそうに顔を背けた。


「他に連れはいないのか?」


背中に声をかけるが、返事はない。その様子に、風子は困ったように俺たちを見比べる。思いのほか、取り付く島もない様子だと感じたのだろう。


このまま無視されるかと思ったが、さすがにそれは気が咎めたのだろう、しばらくしてゆっくりとこっちを振り返る。


「昨日、原田に部活に勧誘されたんですけど、その話ですか?」


「それもあるが、ちょっと話をしてみたくなった」


藤森は顔をしかめる。


「話をするって…あたしが嫌だと言ったら、どうなるんですか?」


「ま、素直に諦めるつもりはないけど」


「どういうこと?」


「そうだな…横にくっついて話しかけ続けるっていうのはどうだ?」


「とても怪しくて、とても恐怖です」


風子がどうでもいい感想を言った。


せっかくの機会だ、簡単に諦めるというわけにもいかないだろう。部員どうこうはともかくとして、杉坂との関係も気になっているところだった。


俺の返事に藤森は考え込んでいたが、わざとらしくため息をついた。


「仕方ないわね。わかりましたよ、お昼くらいは付き合います」


「なんかおごるぞ」


「いえ、不利になりそうなのでやめておきます」


つんと顔を背けてそう言う。なかなか可愛げのない性格のようだった。だが、小柄で童顔なのでどちらかというと微笑ましさが勝った。


「アイスコーヒー買ってやる」


「拒否しても買ってきそうですね…。はあ…」


「岡崎さん、風子にも何か買ってください」


「お前のポジションがどこなのか知りたい」


風子にツッコミを入れていると、藤森は珍獣でも見るような目で俺たちを見ていた。


「たしか、一年の伊吹先輩ですよね。…や、ややこしいわね」


風子の復学の話は知っているようだ。おそらく、公子さんの結婚式にも来てくれていたのだろう。ヒトデを受け取ってくれた生徒なのだと思うと、悪い奴ではないはずだ。


藤森は二年生。彼女の目線からいうと、風子は年上だ。だが、復学したばかりなので風子の学年は一年生、後輩だ。たしかに距離感はつかみづらい存在だな。


「こいつのことは気にしなくていいから」


「はい、風子、岡崎さんを監視するためについてきました」


「そうですか…いいですけど…や、やりづらいわね」


めちゃくちゃ戸惑っていた。


「ま、飯でも食いながら話そうぜ」


「はぁ…」


うんざりしたようにつぶやいて俺を見上げ、藤森は髪をかき上げた。










「それで、話って何です?」


目の前のオムライスには手を付けず、俺に話を振る藤森。


「食いながら聞いてくれていいぞ」


「いや、あんたが食べないとあたしが食べれないでしょ」


「おまえ、結構体育会系だな」


一応こちらを先輩として立ててくれているようだった。口調はぶっきらぼうであたりはきついが、悪い奴ではないようだった。


「んーっ、このオムライスおいしすぎてめちゃくちゃやばいですっ」


「…」


「…」


その横で、風子はさっさと自分のオムライスを食い始めていた。


「ほら、こいつ食い始めてるから食ってもいいんじゃないか」


「先輩カテゴリか後輩カテゴリかややこしいわね、ほんと…。ていうかからかわないでください」


ジトっとにらまれて苦笑する。


から揚げ定食に手を付け始めると、やっと安心したようにスプーンを手に取った。しかし、こうして見た目中学生の二人組に囲まれていると保護者にでもなったような気分だな。風子は芽衣ちゃんよりも背が低かったが、藤森はその風子よりもやや背が低いだろう。


人形のような整った顔立ちをしているが、喋ってみると不機嫌そうで棘のある口調だ。しかし、容貌のせいで意地っ張りの女の子、というような印象が強い。


「うまいか?」


オムライスを食っているだけだが、なんとなく、頑張って食っているな、という印象を持たせる食べ方だった。


「子供扱いはやめてくれません? 背が低いだけでそういう言われ方をするのは心外です」


「とってもかわいいと思います」


横からどうでもいい合の手を入れる風子。別にこいつに何かを期待してたわけでもないんだが、役に立たないな。


「まあ、味は悪くないけど」


味については一言、そうコメントして、アイスコーヒーを口にする。


ふう、とひとつ息をつくと俺の目を見る。


「それで、何の用? なんとなく予想はついてるけど」


「杉坂とはケンカしているのか?」


とりあえず、シンプルに聞いてみる。すると、藤森は意外そうな顔をした。


「え、そっち?」


聞いてみると、どうも彼女は部活に勧誘されると思っていたようだった。


「そういや、原田が勧誘するとか言ってたな」


俺がそうつぶやくと、藤森はうなずく。


「部活に入ってなくて、塾行ってなくて、バイトもしてない子ってまあまあレアですからね」


言われてみればそうかもしれないな。


進学校だけあって、将来のために勉強に励んでいる生徒は多い。スポーツ推薦組は大して勉強はしていないが、当然、既に部活に入っている。地頭がよくてとりあえずこの学校に進学してきた、という生徒はいるのだが、どちらかというと少数派だ。


そして、藤森はその少数派の生徒のようだった。


「バイトとかしないのか?」


「したいんですけど、うち、親が厳しいから」


「ふぅん」


「ていうか、あたしと杉坂さんがケンカしてると先輩に関係あるの? 別に放っておいてください」


「ほっとけば、仲直りするのか」


「しないけど…」


俺の追及に藤森はごにょごにょとつぶやき、アイスコーヒーを飲む。飲みながら、ちらりと視線をこちらに向けた。


なんとなく小動物っぽい。渚も椋も小動物っぽい感じだが、こいつも別の種類で同カテゴリだよな。やや攻撃的な印象だ。


カテゴリ的には風子に近いのだろうか。そんなことを考えながら横の風子を見る。俺の視線に敏感に気付き、不思議そうに首をかしげた。柔らかそうな髪がふわりと垂れた。


「…まあ、元々はあたしが悪いんですよ」


しばらく無言で食事をすすめた後、藤森がつぶやく。


「同じ部活に不良で有名な先輩たちがいるって知ったから、そんな環境で大丈夫かみたいなことを言ったんですよ。そしたら、杉坂さんが怒っちゃって、あたしもせっかく心配したのに逆ギレされたって思って怒っちゃって、そのままなんですよね」


「謝れば?」


至極当然の提案をすると、藤森はジトっとした目で俺を見た。


「それからしばらくして、やっぱり同じクラスだから、演劇部の噂って聞こえてくるんですよね。そしたら、すごく一生懸命頑張ってるみたいで、先輩もなんか評判いいし…あたし悪口言っちゃったのに」


俺は苦笑した。俺の悪口を言っていたと自白していることに気が付いていないのだろうか。


「はぁ…そしたらあたし悪者じゃないですか」


「つまり、謝りたい気持ちはあるんだけどなかなかタイミングがないんだな」


「人の心を読まないでくれますか?」


「ま、実際、悪口言われてもしょうがなかったのかもしれないけどな…」


この学校で授業をサボってるような奴なんてほとんどいない。遅刻常習犯。いつもつるんでいる春原は金髪で、後輩にたかっているようなことも多かった。


後ろ指をさされて、鬱屈として、この学校の生徒を斜に構えて見ていた。


「でも、会ったらなんかいい人じゃないですか…じゃなくて、思いの外お人よしなんだなって思いました」


「おまえけっこう素直な」


「岡崎さん、風子、この子ものすごくかわいいと思います。部員に誘ってみるのはどうでしょう?」


喋っていると、横から風子がささやいてくる。距離が近くて、彼女の髪のにおいがした。


というか、声がでかくて普通に藤森に聞こえているようだった。微妙な顔をして俺たちを見ている。


「おまえ、うちの部員になるか?」


半笑いで聞いてみると、大げさにため息をつかれた。


「なりません。たしかにあたしは部活してないけど、やりたいことがあるの」


何かやることがあるのだろう、その口調ははっきりとしていた。


「それじゃ、原田にはもう誘うなって言っておくかな…」


「先輩はあいつの手綱が握れてるんですか?」


めちゃくちゃな言い方だった。


「人の嫌がることはしないだろ」


「だといいわね」


ぜんぜん、信頼されていないようだった。


「ま、原田のことはいい」


「はい」


「杉坂のことだ」


「う…」


「俺が場を用意するぞ。おまえ、ほっといたらいつまで経ってもなにもしなさそうだし」


「うるさいわね…」


尻すぼみにごにょごにょと言う。良心が咎めてはいるようだった。


「杉坂は、悪い奴じゃないよ。話がこじれるということもないだろ」


「まあ、あたしもそう思うけど」


「だから、あとはきっかけだろ」


藤森は悩んだ様子でオムライスをスプーンで突っつく。行儀が悪いが、ぼんやりしていてそんなことまで気が回らないという様子だった。


売り言葉に買い言葉、という感じで気まずくなっただけなのだろう。


なんとなく、そんな様子を見るとかつての俺と親父の関係を思い出す。少しのすれ違いがどんどん大きくなって、その距離は修復が難しいくらいに開いていった。


もちろん、クラスメートであれば疎遠であっても問題はないのだろう。だが、居心地がいいわけではないはずだ。


「…いいの?」


しばらく考え込んだ末、覚悟を決めたようだった。


伺うようにこちらを見上げる藤森にうなずく。


「別にいい。気になったから、助けになりたいと思っただけだ」


「そうね、それじゃ、頼んでみることにする。…二学期になったら」


「今日の放課後でいいか?」


「いいわけあるかっ! あたしにも心の準備ってものがあるのよっ」


「馬鹿かお前は。んな待てるかよ」


「うぐ…」


がっくりと肩を落とす。


まあ、心の準備は必要だろう。


「それじゃ週明けだな。月曜でどうだ」


今日が金曜日だから、土日の間に気持ちの整理ができるだろう。


そういや、仁科に実際に歌を披露するのもこの日だな。予定をすり合わせる必要があるかもしれない。


「月曜か…」


藤森は憂鬱そうにつぶやいた。


「うまいもんでも食えば気分も落ち着くだろ。ほら、オムライス早く食えよ」


「人を子ども扱いしないでよ。てか味普通くらいだから」


冗談を言ってみると、不機嫌そうに返事をしながらオムライスを食べ始める。


藤森は基本的に反抗的で可愛げがないんだが、どことなく素直で可愛らしいところのある、不思議な性格の女だった。


「うるさいっ。いや、うるさいです? やりづらいわね…」


可愛げのない小柄な後輩は、机越しに抱き着こうとする風子を頑張って押しのけていた。





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